イタリア産「カカオ豆・チョコレート」の輸入食品 食品衛生法違反事例【29件】

厚労省公表由来 生産国がイタリアで、品名が「カカオ豆・チョコレート」に該当する輸入時違反事例のアーカイブ(2015年度〜・全件)。

📊 イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」の違反は累計29件(イタリア産全体312件の9.3%・「カカオ豆・チョコレート」全体332件の8.7%)。違反類型の上位は使用基準不適合(添加物)(12件)、アフラトキシン(6件)、指定外添加物(4件)。よく見られる品名はチョコレート類、粉末ココア、無加熱摂取冷凍食品:その他のなど。

イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」の安全性は、この記録から何が言えるか(違反品の措置)

🛡 イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」の違反29件のうち、公表データの措置欄に記載があるのは29件(100.0%)。内訳は廃棄・積み戻し等で国内の食用流通に至っていない記録が29件(100.0%)販売済み・消費済みと記録されたものが0件(0.0%)です(2026-09-06時点)。
措置(公表文の語で分類)件数記載のあった29件に占める割合公表文の表記例
廃棄・積み戻し等(国内の食用流通に至っていない記録)29100.0%廃棄/積み戻し/第三国輸出/食用外転用(飼料等)/焼却
厚労省の公表データの措置欄に書かれた語を機械的に数えたものです。「販売済」「消費済」のいずれかを含む行を先に分け、残りのうち「廃棄」「積み戻し」「第三国」「食用外」「転用」「焼却」のいずれかを含む行を廃棄・積み戻し等としました(両方を含む「一部販売済み、残余廃棄」等は販売・消費済み側に数えています)。措置欄に記載のない0件は推測で振り分けずこの表から除いています。「上記のいずれの語も含まない記載」には、原文の記載ゆれで措置以外の文言(違反の原因など)が措置欄に入っている行も含まれます。書き換えずそのまま数えています。この内訳は「違反として公表された食品がその後どう処理されたか」の記録であり、イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」が安全である/危険であることの証明ではありません。件数は輸入量と国の検査計画に比例するため、件数の多さは危険度の順位でもありません。国内で実際に発生した食中毒の記録は食中毒発生状況アーカイブ(510件)、流通後に回収された商品の記録は自主回収アーカイブに別途収録しています。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

年度推移

年度件数
2019年度7
2020年度1
2021年度4
2022年度5
2023年度2
2024年度0
2025年度0
2026年度0

違反類型・品名

チョコレート類(16)粉末ココア(1)無加熱摂取冷凍食品:その他の(1)チョコレートクレミーノ)(1)チョコレート類)(1)その他の器具:ポリ塩化ビニー(1)チョコレート:GINGER (1)チョコレート:CINNAMO(1)

実際に何が検出されたのか(検出項目の内訳)

🔬 イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」29件のうち、不適格内容の文言に検出項目名が書かれていたのは16件。多い順にアフラトキシン(6件)アゾルビン(3件)シアン化合物(3件)です(2026-09-06時点)。
検出項目(公表文の表記)区分件数項目名の記載があった16件に占める割合
アフラトキシンカビ毒637.5%
アゾルビン食品添加物318.8%
シアン化合物その他318.8%
大腸菌群微生物・衛生指標212.5%
細菌数微生物・衛生指標16.3%
スズ化合物(ジブチルスズ等)重金属・材質16.3%
厚労省の公表データの不適格内容欄に、あらかじめ定めた主要な検出項目名が書かれているかどうかを機械的に数えたものです(イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」29件のうち、いずれかの項目名を含んでいたのは16件=55.2%)。1件の公表文に複数の項目が書かれている場合は各行に重複して数えています。掲げているのは主要な項目に限られ、公表文に現れる物質名を網羅したものではありません(どの項目名にも一致しなかった13件は、推測で振り分けずこの表から除いています)。件数は検査で見つかって公表された回数であり、その食品にどれだけ含まれているか・どれだけ危険かを示すものではありません。基準値は品目ごとに異なり、基準を超えて検出されたことは直ちに健康被害が生じたことを意味しません。分類規則は記録方法で開示しています。

どの検査で見つかったのか(検査の種類)

検査の種類件数記載のあった29件に占める割合制度上の位置づけ
自主検査1448.3%輸入者が自ら行う検査
行政検査1344.8%検疫所が行う検査
検査命令26.9%厚生労働大臣が輸入者に検査を義務づけたもの(検査結果が出るまで輸入手続きを進められない)
厚労省の公表データの備考欄に書かれた検査の種類をそのまま数えたものです(イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」29件のうち、上の4区分のいずれかの記載があったのは29件=100.0%)。検査の種類の構成は輸入量と国の検査計画に左右されるため、この内訳は安全性・危険度の指標ではありません。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

公表文に書かれた違反の原因

公表された原因(原文のまま)件数記載のあった23件に占める割合
日本の基準の認識不足834.8%
使用した着色料に当該品が混入28.7%
偏在性による検出28.7%
添加物の誤認識14.3%
アフラトキシンの偏在性による14.3%
原料保管時の管理不備14.3%
原料の一部が汚染されていたと推定14.3%
衛生管理の認識不足14.3%
厚労省の公表データの原因欄の記載を、文言を変えずそのまま集計したものです(イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」29件のうち記載があったのは23件=79.3%・記載の種類は14通り、上位8件を表示)。当サイトによる要約・言い換え・まとめ直しは行っていません。原因欄が空欄の6件は推測で補完せず除いています(「特定できず」と公表されているものは、その記載のまま1行として数えています)。

事例(29件)

公表日品名生産国条文不適格内容輸入者措置
2023-11-01チョコレート類(Novipiu Pistacchio)イタリア第6条第2号アフラトキシン76 μg/kg(B1: 68.5 μg/kg、B2:7.9 μg/kg)廃棄
2023-10-06チョコレート類(TENERELLI MUCCI GOLDEN)イタリア第12条及び第13条第2項指定外添加物(ケイ酸アルミニウムカリウム 使用)、使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用)廃棄
2023-01-06チョコレート類(GIANDUJA FLAVOURED PRALINE)イタリア第12条指定外添加物(アゾルビン 検出)廃棄
2023-01-06チョコレート類(HAZELNUT FLAVOURED PRALINE)イタリア第12条指定外添加物(アゾルビン 検出)廃棄
2022-11-04チョコレート類(MINI B&B BIANCO WHITE CHOCOLATE イタリア第6条第2号アフラトキシン 60 μg/kg(B1: 56.1 μg/kg、B2: 3.7 μg/kg)検出廃棄
2022-10-17チョコレート類(LONZETTA DI FICO RICOPERTA DI CIイタリア第6条第2号アフラトキシン 12 μg/kg(B1: 8.6 μg/kg、B2: 1.1 μg/kg、G1:廃棄
2022-07-15粉末ココア(HOT CIOK INSTANT 1KG)イタリア第13条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2022-02-14チョコレート類(MCR17 CREMINI PISTACCHIO SALATO)イタリア第6条第2号アフラトキシン 16 μg/kg(B1: 14.4 μg/kg、B2: 1.6 μg/kg)検出廃棄
2022-02-14チョコレート類(MOC95-MAJO'PISTACCHIO E SALE AL イタリア第6条第2号アフラトキシン ①14 μg/kg(B1: 12.9 μg/kg、B2: 1.4 μg/kg)、廃棄
2021-12-17チョコレート(BON BON PRALINES(ボンボンショコラ)クレミーノ)イタリア第13条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2021-11-05無加熱摂取冷凍食品:その他の食料品(マカロン(カカオ))イタリア第13条第2項成分規格不適合(細菌数 1.2×10⁵ /g)廃棄
2021-02-12チョコレート類イタリア第6条第2号アフラトキシン 15 μg/kg(B1:12.6 B2:2.3 )検出廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2020-03-19チョコレート類(CONFEZIONE SELEZIONE PRALINE 9PZイタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2020-03-05その他の器具:ポリ塩化ビニール製(チョコレート製造用の機械の部品)イタリア第18条第2項材質別規格不適合(ジブチルスズ化合物 560 μg/g 検出、蒸発残留物(ヘプタン) 469 μ廃棄
2019-11-21チョコレート類(PYRAMIDS BOX(4種類アソート))イタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2019-11-21チョコレート類(STARDUST ASSORTED DRAGEES)イタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2019-11-21チョコレート類(LOOSE PRALINES - MILK CRISPY)イタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2019-11-21チョコレート類(LOOSE PRALINES - DARK CRISPY)イタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2019-11-21チョコレート類(LOOSE PRALINES - DARK NUT)イタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2018-12-20チョコレート:GINGER FLAVOURED PRALINEイタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2018-12-20チョコレート:CINNAMON FLAVOURED PRALINEイタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2018-12-20チョコレート:WALNUT FLAVOURED PRALINEイタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2018-12-20チョコレート:COFFEE FLAVOURED PRALINEイタリア第11条第2項使用基準不適合(三二酸化鉄 使用(対象外使用))廃棄
2018-11-02チョコレート類イタリア第6条第2号シアン化合物 148 ppm 検出廃棄
2017-10-18チョコレート類(CUORI DI FATA AMARENA)イタリア第10条指定外添加物(カルミン 使用)廃棄
2016-10-11チョコレート(ビターアーモンド入り):TARTUFO FONDENTEイタリア第6条第2号シアン化合物 53 ppm 検出廃棄
チョコレート:DUBLEDONE CHOCOLIGHT-BULKイタリア第6条第2号シアン化合物 63 mg/kg 検出廃棄
チェリー風味のチョコレート(CIOCCOLATINO ALLO CHERRY)イタリア第10条指定外添加物(アゾルビン検出)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
粉末清涼飲料:粉末ココア(COCOA FOR HOT CHOCOLATE BAGイタリア第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)廃棄
全件です。違反は輸入時検査での不適格判定であり、イタリア産の「カカオ豆・チョコレート」全般の安全性を示すものではありません。件数は輸入量・検査率に比例します。

イタリア産の他の品目

「カカオ豆・チョコレート」の他の生産国

📊 出典リンク付きでの引用・転載は自由です(例:「出典: 食品衛生アーカイブ https://shokuhin-archive.com/country/italy/cacao/」)。