タイ産「香辛料・スパイス」の輸入食品 食品衛生法違反事例【16件】

厚労省公表由来 生産国がタイで、品名が「香辛料・スパイス」に該当する輸入時違反事例のアーカイブ(2015年度〜・全件)。

📊 タイ産の「香辛料・スパイス」の違反は累計16件(タイ産全体514件の3.1%・「香辛料・スパイス」全体311件の5.1%)。違反類型の上位はアフラトキシン(8件)、その他(6件)、成分規格不適合(2件)。よく見られる品名は野草加工品及び香辛料:とうが、冷凍きだちとうがらし、ミックススパイスなど。

タイ産の「香辛料・スパイス」の安全性は、この記録から何が言えるか(違反品の措置)

🛡 タイ産の「香辛料・スパイス」の違反16件のうち、公表データの措置欄に記載があるのは16件(100.0%)。内訳は廃棄・積み戻し等で国内の食用流通に至っていない記録が16件(100.0%)販売済み・消費済みと記録されたものが0件(0.0%)です(2026-09-06時点)。
措置(公表文の語で分類)件数記載のあった16件に占める割合公表文の表記例
廃棄・積み戻し等(国内の食用流通に至っていない記録)16100.0%廃棄/積み戻し/第三国輸出/食用外転用(飼料等)/焼却
厚労省の公表データの措置欄に書かれた語を機械的に数えたものです。「販売済」「消費済」のいずれかを含む行を先に分け、残りのうち「廃棄」「積み戻し」「第三国」「食用外」「転用」「焼却」のいずれかを含む行を廃棄・積み戻し等としました(両方を含む「一部販売済み、残余廃棄」等は販売・消費済み側に数えています)。措置欄に記載のない0件は推測で振り分けずこの表から除いています。「上記のいずれの語も含まない記載」には、原文の記載ゆれで措置以外の文言(違反の原因など)が措置欄に入っている行も含まれます。書き換えずそのまま数えています。この内訳は「違反として公表された食品がその後どう処理されたか」の記録であり、タイ産の「香辛料・スパイス」が安全である/危険であることの証明ではありません。件数は輸入量と国の検査計画に比例するため、件数の多さは危険度の順位でもありません。国内で実際に発生した食中毒の記録は食中毒発生状況アーカイブ(510件)、流通後に回収された商品の記録は自主回収アーカイブに別途収録しています。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

年度推移

年度件数
2019年度1
2020年度0
2021年度6
2022年度2
2023年度2
2024年度1
2025年度0
2026年度0

違反類型・品名

野草加工品及び香辛料:とうが(5)冷凍きだちとうがらし(3)ミックススパイス(2)加熱後摂取冷凍食品:赤とうが(2)その他の野草加工品及び香辛料(1)冷凍とうがらし(1)とうがらし調整品:即席米麺セ(1)冷凍赤とうがらし(1)

実際に何が検出されたのか(検出項目の内訳)

🔬 タイ産の「香辛料・スパイス」16件のうち、不適格内容の文言に検出項目名が書かれていたのは13件。多い順にアフラトキシン(8件)プロピコナゾール(3件)細菌数(2件)です(2026-09-06時点)。
検出項目(公表文の表記)区分件数項目名の記載があった13件に占める割合
アフラトキシンカビ毒861.5%
プロピコナゾール残留農薬323.1%
細菌数微生物・衛生指標215.4%
E.coli(大腸菌)微生物・衛生指標215.4%
厚労省の公表データの不適格内容欄に、あらかじめ定めた主要な検出項目名が書かれているかどうかを機械的に数えたものです(タイ産の「香辛料・スパイス」16件のうち、いずれかの項目名を含んでいたのは13件=81.3%)。1件の公表文に複数の項目が書かれている場合は各行に重複して数えています。掲げているのは主要な項目に限られ、公表文に現れる物質名を網羅したものではありません(どの項目名にも一致しなかった3件は、推測で振り分けずこの表から除いています)。件数は検査で見つかって公表された回数であり、その食品にどれだけ含まれているか・どれだけ危険かを示すものではありません。基準値は品目ごとに異なり、基準を超えて検出されたことは直ちに健康被害が生じたことを意味しません。分類規則は記録方法で開示しています。

どの検査で見つかったのか(検査の種類)

検査の種類件数記載のあった16件に占める割合制度上の位置づけ
検査命令743.8%厚生労働大臣が輸入者に検査を義務づけたもの(検査結果が出るまで輸入手続きを進められない)
モニタリング検査637.5%国が年間計画に基づいて行う抜取検査
自主検査425.0%輸入者が自ら行う検査
厚労省の公表データの備考欄に書かれた検査の種類をそのまま数えたものです(タイ産の「香辛料・スパイス」16件のうち、上の4区分のいずれかの記載があったのは16件=100.0%)。うち1件は2種類以上が併記されているため、その件数は各行に重複して数えています。検査の種類の構成は輸入量と国の検査計画に左右されるため、この内訳は安全性・危険度の指標ではありません。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

公表文に書かれた違反の原因

公表された原因(原文のまま)件数記載のあった14件に占める割合
不明321.4%
保管時の湿度管理不足17.1%
近隣農園からのドリフト17.1%
通常とは異なる仕入れ先17.1%
原料の選別除去不十分と推定17.1%
少量のため手作業にて実施し通常よりも残存17.1%
輸送中に増加17.1%
偏在性による17.1%
厚労省の公表データの原因欄の記載を、文言を変えずそのまま集計したものです(タイ産の「香辛料・スパイス」16件のうち記載があったのは14件=87.5%・記載の種類は12通り、上位8件を表示)。当サイトによる要約・言い換え・まとめ直しは行っていません。原因欄が空欄の2件は推測で補完せず除いています(「特定できず」と公表されているものは、その記載のまま1行として数えています)。

事例(16件)

公表日品名生産国条文不適格内容輸入者措置
2024-05-30野草加工品及び香辛料:とうがらし(DRIED CHILLI)タイ第6条第2号アフラトキシン 13 μg/kg(B1:13.1 μg/kg)検出廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2023-08-14その他の野草加工品及び香辛料(KAFFIRLIME LEAVES WHOLE)タイ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(トリアゾホス 0.0積み戻し
2023-04-04野草加工品及び香辛料:とうがらし(JINDA DRIED RED CHILI (タイ第6条第2号アフラトキシン 16 μg/kg(B1: 16.2 μg/kg)検出積み戻し
2023-03-15ミックススパイス(CHILI POWDER)タイ第6条第2号アフラトキシン 11 μg/kg(B1: 11.2 μg/kg)検出廃棄
2022-04-22冷凍きだちとうがらしタイ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(プロピコナゾール 0積み戻し
2022-03-31ミックススパイス(チリペッパー含有)(CHILI POWDER)タイ第6条第2号アフラトキシン 13 μg/kg(B1: 12.8 μg/kg)検出廃棄
2022-03-25冷凍きだちとうがらしタイ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(トリアゾホス 0.0廃棄
2022-03-11冷凍きだちとうがらしタイ第13条第3項13条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(トリアゾホス 0.1廃棄
2021-10-04野草加工品及び香辛料:とうがらしタイ第6条第2号アフラトキシン 80 μg/kg(B1:77.8 μg/kg、B2:2.0 μg/kg )検出廃棄
2021-10-04加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):赤とうがらし (BIRD'S EYE CHタイ第13条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性、細菌数 5.6×10⁶ /g)廃棄
2021-10-04加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):赤とうがらし (KAREN'S CHILIタイ第13条第2項及び第3項成分規格不適合(E.coli 陽性、細菌数 6.0×10⁶ /g)、13条3項に基づき人の健康を廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2020-04-01野草加工品及び香辛料:とうがらしタイ第6条第2号アフラトキシン 26 μg/kg (B1: 25.5 )検出廃棄
2019-02-13冷凍とうがらしタイ第11条第3項11条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(プロピコナゾール 0廃棄、積み戻し等を指示(一部保管)
2016-05-20冷凍赤とうがらしタイ第11条第3項11条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留(プロピコナゾール 0廃棄
2016-05-17とうがらし調整品:即席米麺セットのチリパウダー(CHILLI POWDER inタイ第6条第2号アフラトキシン 13 μg/kg (B1:13)検出積み戻し
野草加工品及び香辛料:とうがらし(RED CHILLI POWDER)タイ第6条第2号アフラトキシン 34 μg/kg (B1:34.3) 検出廃棄
全件です。違反は輸入時検査での不適格判定であり、タイ産の「香辛料・スパイス」全般の安全性を示すものではありません。件数は輸入量・検査率に比例します。

タイ産の他の品目

「香辛料・スパイス」の他の生産国

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