フィリピン産「冷凍食品(その他)」の輸入食品 食品衛生法違反事例【29件】

厚労省公表由来 生産国がフィリピンで、品名が「冷凍食品(その他)」に該当する輸入時違反事例のアーカイブ(2015年度〜・全件)。

📊 フィリピン産の「冷凍食品(その他)」の違反は累計29件(フィリピン産全体148件の19.6%・「冷凍食品(その他)」全体975件の3.0%)。違反類型の上位は成分規格不適合(20件)、使用基準不適合(添加物)(7件)、シアン化合物(1件)。よく見られる品名は加熱後摂取冷凍食品:その他の、無加熱摂取冷凍食品:その他の、無加熱摂取冷凍食品:ケーキなど。

フィリピン産の「冷凍食品(その他)」の安全性は、この記録から何が言えるか(違反品の措置)

🛡 フィリピン産の「冷凍食品(その他)」の違反29件のうち、公表データの措置欄に記載があるのは29件(100.0%)。内訳は廃棄・積み戻し等で国内の食用流通に至っていない記録が28件(96.6%)販売済み・消費済みと記録されたものが0件(0.0%)です(2026-09-06時点)。
措置(公表文の語で分類)件数記載のあった29件に占める割合公表文の表記例
廃棄・積み戻し等(国内の食用流通に至っていない記録)2896.6%廃棄/積み戻し/第三国輸出/食用外転用(飼料等)/焼却
上記のいずれの語も含まない記載13.4%滅却
厚労省の公表データの措置欄に書かれた語を機械的に数えたものです。「販売済」「消費済」のいずれかを含む行を先に分け、残りのうち「廃棄」「積み戻し」「第三国」「食用外」「転用」「焼却」のいずれかを含む行を廃棄・積み戻し等としました(両方を含む「一部販売済み、残余廃棄」等は販売・消費済み側に数えています)。措置欄に記載のない0件は推測で振り分けずこの表から除いています。「上記のいずれの語も含まない記載」には、原文の記載ゆれで措置以外の文言(違反の原因など)が措置欄に入っている行も含まれます。書き換えずそのまま数えています。この内訳は「違反として公表された食品がその後どう処理されたか」の記録であり、フィリピン産の「冷凍食品(その他)」が安全である/危険であることの証明ではありません。件数は輸入量と国の検査計画に比例するため、件数の多さは危険度の順位でもありません。国内で実際に発生した食中毒の記録は食中毒発生状況アーカイブ(510件)、流通後に回収された商品の記録は自主回収アーカイブに別途収録しています。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

年度推移

年度件数
2019年度3
2020年度2
2021年度0
2022年度2
2023年度7
2024年度1
2025年度2
2026年度1

違反類型・品名

加熱後摂取冷凍食品:その他の(7)無加熱摂取冷凍食品:その他の(4)無加熱摂取冷凍食品:ケーキ(2)無加熱摂取冷凍食品:Gold(1)無加熱摂取冷凍食品:BRIO(1)無加熱摂取冷凍食品:パン類(1)加熱後摂取冷凍食品:キャッサ(1)無加熱摂取冷凍食品:おくら(1)

実際に何が検出されたのか(検出項目の内訳)

🔬 フィリピン産の「冷凍食品(その他)」29件のうち、不適格内容の文言に検出項目名が書かれていたのは27件。多い順に大腸菌群(8件)E.coli(大腸菌)(7件)プロピオン酸(5件)です(2026-09-06時点)。
検出項目(公表文の表記)区分件数項目名の記載があった27件に占める割合
大腸菌群微生物・衛生指標829.6%
E.coli(大腸菌)微生物・衛生指標725.9%
プロピオン酸食品添加物518.5%
細菌数微生物・衛生指標518.5%
ソルビン酸食品添加物311.1%
二酸化硫黄食品添加物13.7%
シアン化合物その他13.7%
厚労省の公表データの不適格内容欄に、あらかじめ定めた主要な検出項目名が書かれているかどうかを機械的に数えたものです(フィリピン産の「冷凍食品(その他)」29件のうち、いずれかの項目名を含んでいたのは27件=93.1%)。1件の公表文に複数の項目が書かれている場合は各行に重複して数えています。掲げているのは主要な項目に限られ、公表文に現れる物質名を網羅したものではありません(どの項目名にも一致しなかった2件は、推測で振り分けずこの表から除いています)。件数は検査で見つかって公表された回数であり、その食品にどれだけ含まれているか・どれだけ危険かを示すものではありません。基準値は品目ごとに異なり、基準を超えて検出されたことは直ちに健康被害が生じたことを意味しません。分類規則は記録方法で開示しています。

どの検査で見つかったのか(検査の種類)

検査の種類件数記載のあった29件に占める割合制度上の位置づけ
自主検査1965.5%輸入者が自ら行う検査
モニタリング検査827.6%国が年間計画に基づいて行う抜取検査
検査命令26.9%厚生労働大臣が輸入者に検査を義務づけたもの(検査結果が出るまで輸入手続きを進められない)
厚労省の公表データの備考欄に書かれた検査の種類をそのまま数えたものです(フィリピン産の「冷凍食品(その他)」29件のうち、上の4区分のいずれかの記載があったのは29件=100.0%)。検査の種類の構成は輸入量と国の検査計画に左右されるため、この内訳は安全性・危険度の指標ではありません。制度の詳細は厚生労働省 輸入食品監視業務が一次情報です。

公表文に書かれた違反の原因

公表された原因(原文のまま)件数記載のあった23件に占める割合
器具の洗浄不足313.0%
日本の基準の認識不足、秤の故障313.0%
日本の基準の認識不足313.0%
特定できず28.7%
包装工程での汚染14.3%
製造工程の管理不十分14.3%
保管容器の汚染14.3%
作業員の衛生管理不徹底14.3%
厚労省の公表データの原因欄の記載を、文言を変えずそのまま集計したものです(フィリピン産の「冷凍食品(その他)」29件のうち記載があったのは23件=79.3%・記載の種類は16通り、上位8件を表示)。当サイトによる要約・言い換え・まとめ直しは行っていません。原因欄が空欄の6件は推測で補完せず除いています(「特定できず」と公表されているものは、その記載のまま1行として数えています)。

事例(29件)

公表日品名生産国条文不適格内容輸入者措置
2026-05-21加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):その他の魚類(Pepper Steak Mフィリピン第13条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性)有限会社 共栄食品滅却
2026-02-10加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):その他の魚類(FROZEN BABY SPフィリピン第13条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性)株式会社 アフロデイジア廃棄
2025-04-04加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):その他の水産動物類(FROZEN BOILフィリピン第13条第2項使用基準不適合(二酸化硫黄 0.037 g/kg 検出)廃棄
2025-02-20無加熱摂取冷凍食品:その他の魚類(FROZEN TUNA OTOSHIMI(落しフィリピン第13条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)廃棄
2023-07-28加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):その他の食料品(BUKO PIE(MINIフィリピン第13条第2項使用基準不適合(プロピオン酸 1.0 g/kg 検出(原料crustにプロピオン酸カルシウム過量廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2023-07-28加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):その他の食料品(UBE PIE(MINI)フィリピン第13条第2項使用基準不適合(ソルビン酸 0.98 g/kg 検出(原料ube fillingにソルビン酸カリ廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2023-07-28無加熱摂取冷凍食品:ケーキ(HOPIA UBE-PURPLE YAM BEAN フィリピン第13条第2項使用基準不適合(プロピオン酸 2.0 g/kg 検出(原料crustにプロピオン酸カルシウム過量廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2023-07-28無加熱摂取冷凍食品:ケーキ(HOPIA MONGO-MUNG BEANS)フィリピン第13条第2項使用基準不適合(プロピオン酸 2.2 g/kg 検出(原料crustにプロピオン酸カルシウム過量廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2023-07-28無加熱摂取冷凍食品:パン類(BRIOCHE-REGULAR)フィリピン第13条第2項使用基準不適合(プロピオン酸 2.0 g/kg 検出(原料doughにプロピオン酸カルシウム過量廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2023-07-10無加熱摂取冷凍食品:BRIOCHE-UBEフィリピン第13条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)、使用基準不適合(プロピオン酸カルシウム 1.9 g/kg 検出積み戻し
2023-06-23無加熱摂取冷凍食品:Goldilocks Butter Macaroonsフィリピン第13条第2項使用基準不適合(ソルビン酸 0.383 g/kg 検出)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2022-09-28加熱後摂取冷凍食品(凍結直前加熱):キャッサバ(FROZEN COOKED CAフィリピン第6条第2号シアン化合物 45 mg/kg 検出廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2022-06-22加熱後摂取冷凍食品(凍結直前加熱):その他の魚類 FROZEN SMOKED Gフィリピン第13条第2項成分規格不適合(細菌数 2.3×10⁶ /g)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2020-10-14無加熱摂取冷凍食品:その他の魚類(ネギトロ)フィリピン第13条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)積み戻し
2020-04-16無加熱摂取冷凍食品:おくらフィリピン第11条第3項11条3項に基づき人の健康を損なうおそれのない量として定める量を超えて残留( フルアジホップブチ廃棄
2020-04-01無加熱摂取冷凍食品:ネギトロフィリピン第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)積み戻し
2019-09-06加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):焼き鳥フィリピン第11条第2項成分規格不適合(細菌数 6.6×10⁶ /g)積み戻し
2019-07-25無加熱摂取冷凍食品:MINI MACARON SALTED CARAMELフィリピン第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)廃棄
2019-01-17加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):MAKARONI PIZZAフィリピン第11条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2019-01-17加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):POTATO PIZZAフィリピン第11条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2019-01-17加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):SEAFOOD PIZZAフィリピン第11条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性)廃棄、積み戻し等を指示(全量保管)
2018-04-27加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):サバヒーのマリネフィリピン第11条第2項成分規格不適合(7.2 ×10⁶ /g)廃棄
2017-08-18無加熱摂取冷凍食品(FROZEN PINEAPPLE CUT)フィリピン第11条第2項成分規格不適合(細菌数 1.3 ×10⁵ /g)積み戻し
2017-08-02加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):その他の魚類(SEAKING BONELEフィリピン第11条第2項成分規格不適合(E.coli 陽性)廃棄
2016-12-15無加熱摂取冷凍食品:冷凍ヤングココナッツフィリピン第11条第2項成分規格不適合(細菌数 4.5×10⁶ /g)廃棄
2016-11-01無加熱摂取冷凍食品:その他の魚類(ネギトロ)フィリピン第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)積み戻し
2016-06-03無加熱摂取冷凍食品:その他の魚類(FROZEN TUNA SUKIMI)フィリピン第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)積み戻し
無加熱摂取冷凍食品:SILLAGO KISU FILLET SKINLESS Sフィリピン第11条第2項成分規格不適合(大腸菌群 陽性)廃棄
加熱後摂取冷凍食品(凍結直前未加熱):PLAIN DEBONED MILK FIフィリピン第11条第2項成分規格不適合(細菌数 3.3×10⁶ /g、E.coli 陽性)廃棄
全件です。違反は輸入時検査での不適格判定であり、フィリピン産の「冷凍食品(その他)」全般の安全性を示すものではありません。件数は輸入量・検査率に比例します。

フィリピン産の他の品目

「冷凍食品(その他)」の他の生産国

📊 出典リンク付きでの引用・転載は自由です(例:「出典: 食品衛生アーカイブ https://shokuhin-archive.com/country/philippines/reito-shokuhin/」)。